ぼくたちは一生『秋元康カルタ』で遊んでいたい。
わたしがもし秋元康カルタを作るとしたら、絶対に「ふ」は「降り始めた細い雨が銀色の緞帳を下ろすように幕を閉じた それが私の初恋」にする
— まき 先行応募 (@sinkin_ship) November 18, 2018
天才なのか、考案者さん。日頃秋元康ワークスの楽曲群を愛聴する人間としては、彼の筆致について考えない日などない。昨日も今日も、きっと明日も明後日もずっと、彼女たちが歌い踊る楽曲の、その深層心理に隠された秋元康の影を感じながら呼吸をしている。というわけで、最近Twitterで密かに流行っている #秋元康カルタ 。先日どうしても寝付けなかった時暇つぶしで何個かやってみたのだけれど、頭を抱えながら悩む作業がなんとも止め難くて、せっかくなんで50音考えてまとめてみました。48グループの燦然と輝く瑞々しいことばの数々、そしてその文脈を系譜する坂道。すべては、誰もが過ごしてきた"あの頃"から始まる。
あ
アスファルトの熱で街は逆上せて みんなスローモーション 君の自転車がゆっくり近づく
( 不器用太陽 / SKE48 )
い
いつもの"青"よりもっと深い"青"だ
う
上からマリコ サディスティックな奴め!
え
( 立ち直り中 / 乃木坂46 )
お
オセロは白の勝ち
( トキトキメキメキ / 乃木坂46 )
か
片想いなら黙っていればいい 両想いなら気づかなければいい
( 今、話したい誰かがいる / 乃木坂46 )
き
希望は体力 まだまだ大丈夫
( 前のめり / SKE48 )
く
偶然 目と目があって 心を覗かれたように もう 僕は白旗上げた
け
決心のきっかけは理屈ではなくて いつだってこの胸の衝動から始まる
( きっかけ / 乃木坂46 )
こ
恋をするとね、朝、早起きになるんだって!理由...?知らない
( 1!2!3!4!ヨロシク! / SKE48 )
さ
桜の花びらたちが咲く頃 どこかで希望の鐘が鳴り響く
( 桜の花びらたち / AKB48 )
し
少女たちよ もうすぐ夜明けが来る 夢の未来はこれから始まる
( 少女たちよ / AKB48 )
す
すぐに燃え尽きる恋よりずっと愛しい君でいて
せ
蝉の鳴き声にぐるりと囲まれた 校庭の土に染み込んだ夏の微熱に 君の白いシャツとグレイのスカートが 蜃気楼のように 切なく揺れてた
( 失いたくないから / 乃木坂46 )
そ
空は飛ぶためにある 見上げるためじゃない
( 羽根の記憶 / 乃木坂46 )
た
誰もみな胸に押し花のような決心をどこかに忘れている
ち
チェリーパイは甘すぎるし 仲間たちは下品だ
つ
連なった飲み屋の その一角に帰ろう 母親の化粧は涙の跡を隠してる
( 生まれたままで / 乃木坂46 )
て
出遅れた愛しさは 君に追いつけるかな
( 走れ!Bicycle / 乃木坂46 )
と
どんなロマンティックも当たり前に思われ ときめきに慣れてしまう
( 三角の空き地 / 乃木坂46 )
な
なぜかこれでよかったと今では思えてしまう だって 心の片隅にこんな痛みがあるから
( あの日 僕は咄嗟に嘘をついた / 乃木坂46 )
に
苦いだけのあのコーヒー ちっとも美味しくなかったけど 僕らが未来を語り合う時 ちょっと大人の味がした
( Tender days / 乃木坂46 )
ぬ
濡れたサンダルは乾くけど 口に出した言葉は消えない
( 地球が丸いなら / 乃木坂46 )
ね
ねえ夏の強い陽射しに 街が乱反射しているよ
( 太陽ノック / 乃木坂46 )
の
乃木坂がどこにあるかなんて 僕らは何も知らずに来たんだ
( 乃木坂の詩 / 乃木坂46 )
は
春の魔法に陽射しは変わって 人も街も明るめに着替えた
( 君はメロディー / AKB48 )
ひ
必然はなかなか来ない きっと順番待ちだ
( 偶然を言い訳にして / 乃木坂46 )
ふ
降り始めた細い雨が 銀色の緞帳を下ろすように幕を閉じた それが私の初恋
へ
部屋の右側の壁の端っこに 悲しくなったらここへおいで 背中つけて
( 僕がいる場所 / 乃木坂46 )
ほ
僕が君を初めて意識したのは 去年の6月 夏の服に着替えた頃
ま
窓の外にある室外機が 蒸し暑さの加害者
( 設定温度 / 乃木坂46 )
み
道端咲いてる雑草にも 名前があるなんて忘れてた
( 二人セゾン / 欅坂46 )
む
胸の奥の天気予報 高気圧が張り出してる
( 風の行方 / AKB48 )
め
目に見える世界はすべて過去の物語さ 輝く未来を見失うなよ
( 指望遠鏡 / 乃木坂46 )
も
もし 人々に涙流す感情がなかったとしたら しあわせか不幸かどっち?答えは?
( 何もできずにそばにいる / 乃木坂46 )
や
やさしさとは何なんだろう?君に駆け寄る速さか それとも落ちた涙を一緒に拾うことか
( やさしさとは / 乃木坂46 )
ゆ
夢は汗の中に 少しづつ咲いて行く花
( 初日 / AKB48 )
よ
夜よ 僕を詩人にするな 綺麗事では終わりたくない
( 暗闇 / STU48 )
ら
来年の夏はまた きっとここに来るだろう 愛するとは言葉はなくていい そばにいることだ
( ひと夏の長さより... / 乃木坂46 )
り
理想だけでは生きて行けない 愛は無力なものだね
( 行くあてのない僕たち / 乃木坂46 )
る
ルイボスティーを飲みながら なぜ 一人微笑むの?
れ
冷蔵庫以外にしまってあるミルクなんて見たことない
( ジッパー / NMB48 )
ろ
路面電車が前を通って 負けじと大声になる
( 誰かのせいにはしない / SKE48 )
わ
私は充分 愛されたから もう心配しないで
( ごめんねずっと... / 乃木坂46 )